アダラートと他の薬で薬物間相互作用を体感しよう

アダラートはニフェジピンを含んだカルシウム拮抗薬で、降圧剤として高血圧の改善に使用されます。
カルシウムのほぼ全てが骨に存在しますが、残りの量の働きも重要になります。
カルシウムには記憶や運動機能の調整、血管の収縮に関しても関与しています。
血管には受容体があり、カルシウムと結合することで血管が収縮して血圧が上昇します。
その受容体の働きを阻害して全身の血管を拡張する薬がカルシウム拮抗薬です。

血圧が高い場合は減塩や運動などの方法で解決を図りますが、これらで十分な解決が見られない場合には降圧剤の投与が行われます。
降圧剤の第一選択薬として、カルシウム拮抗薬や利尿剤、ARBやACEなどが挙げられます。
第一選択薬を2種類併用することもあり、組み合わせることによって高い効果が得られます。
この様な他の薬との併用により得られる効果を、薬物間相互作用と呼びます。

薬物間相互作用は上手く機能することで相乗効果を期待することができます。
しかし、使い方を誤れば効果が打ち消されたり、逆に悪影響が発生してしまうリスクもあります。
複数の病気を抱えている場合には複数の薬を組み合わせて様子を見る必要があり、とても難しい判断や調整が必要になります。

アダラートには降圧効果がありますが、それでも十分な降圧効果が得られない場合は他の降圧剤と併用するケースがあります。
例えば、尿からナトリウムの排出を促進して血圧を下げる為に利尿剤と併用するケースが挙げられます。
また、血管を収縮させて血圧を上昇させる効果を抑える為にARBやACEと併用するケースもあります。
降圧剤には長所と短所があるので、患者の状態を考慮して選択されます。
薬物間相互作用は医師の腕が問われる調整だと言えます。