健康診断で高血圧を指摘される人が年々増えてきています。
30代の男性でも約半分が高血圧との診断結果が出ているデータもあります。

血圧とは血液が血管の内側から血管の壁を押す力の事を指します。
非常に強い力がかかった状態が続いてしまうと、血管の壁が圧力に抵抗しようとして血管が厚くなってしまいます。
これが原因で血管は狭くなってしまいます。
血圧が高い状態で血管が狭くなると、圧力はさらに上昇してしまいます。
結果として血管が痛んでしまい、血管の弾力性がなくなってしまいます。

血管が硬化すると同時に脆くなってしまうのが、動脈硬化と呼ばれる症状です。
動脈硬化が進行すると血液の流れが悪くなってしまい、血栓ができやすくなります。
これによって心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされてしまいます。
また、動脈硬化は腎臓にもダメージを与えてしまい、不要な老廃物をろ過する機能を低下させてしまいます。
この様な合併症を予防するためにも早期治療が望ましいです。

現在の医療機関で積極的にしようされている治療薬としてノルバスクがあります。
ノルバスクの主成分はアムロジピンと呼ばれるもので、血管を拡張させて血流を良くする働きがあります。
このメカニズムによって血液と血管の抵抗が減るので、血圧が安定します。
また、心臓が収縮することを抑えるので、心臓を休ませる働きもあります。

ノルバスクは高血圧症や狭心症の治療にも使用されます。
ノルバスクで血圧を適正値に維持することにより、将来発生するかもしれない脳卒中や心臓病、腎臓病の予防に繋がります。
ノルバスクの臨床試験の結果を見ても、副作用が現れることはほとんどないので安全性が高いことも確認できています。
効果も安全性も良好なことから、医療現場では高血圧症の薬として非常に評価の高くなっています。

ノルバスクの降圧効果とは

ノルバスクは血圧を下げる降圧効果をもっている、カルシウム拮抗剤に分類される薬です。
カルシウムには骨を丈夫にする効果の他にも、血圧を上昇させる効果があります。
カルシウムは人にとって重要な栄養なので、摂取しないわけにはいきません。

血圧を上昇させる効果は、血管の受容体とカルシウムが結合することによって発生します。
なので、カルシウムと受容体の結合を阻害する事ができるノルバスクを服用することで、血圧を下げることができます。
また、心臓への負担を軽減する働きもあるので狭心症の治療薬としても服用することができます。

ノルバスクの効果はゆっくりと発揮されるので、降圧効果に即効性はありません。
したがって早急な降圧効果を欲している場合には、ノルバスクは不向きだと言えます。
服用から約6時間でノルバスクの効果が最大限に発揮されて、血中濃度が高くなります。
半減期は約35時間とされており、長い間効果が持続します。
高血圧の治療においては継続的な状態の改善が優先事項になるので、1日1度の服用で効果が持続するノルバスクは理想的な降圧薬だと言えます。

ノルバスクの副作用や注意事項

高血圧や狭心症の治療薬として処方されることが多いノルバスクは、副作用が現れることが少ないとされています。
しかし、薬である以上は全く副作用がないわけではありません。

報告があるものでは以下の症状があります。

  • 顔のほてり
  • 動機
  • 眩暈
  • 頻脈
  • 胸の痛み
  • 歯肉の腫れ
  • 足のむくみ

これらの副作用はノルバスクの、カルシウムの働きを抑えて血管を広げる効果によるものとされています。
また、稀に出血が止まりにくくなったり喉の痛み、発熱といった症状が起きることもあります。
副作用として発症する確率が高い顔のほてりでも、発症率は1%に満たないので深く心配する必要はありません。
それでも、服用していて身体に違和感がある場合は、服用をやめて医師の診察を受けるようにしてください。

ノルバスクを服用する際にグレープフルーツジュースと一緒に服用するのはやめましょう。
グレープフルーツに含まれる成分が、ノルバスクの効果を強くしてしまうことがあります。
また、ノルバスクの副作用が強く出てしまう可能性もあるので注意が必要です。
グレープフルーツだけではなく、夏みかんやブンタンなどの柑橘系でも影響を及ぼすことがあります。
夏みかんでは影響が出てしまいますが、温州みかんだと影響が無いなどのケースもあるので、しっかり確認しましょう。

もし服用前にグレープフルーツなどを食べてしまった場合は、ノルバスクの服用を避けましょう。
グレープフルーツの影響は、摂取から丸1日は及ぶとされています。
長いものでは最大4日間は影響が持続するものもあるので、ノルバスクを服用するなら柑橘系は避けた方がいいかもしれません。